「限界かも…でも休めない」と悩んでいたあの頃へ
「もう無理かも…」と毎朝思いながらも、職場に向かっていた筆者。
だけど当時の私は、「休職なんて甘えじゃないか」「他の人はもっと頑張ってるのに」と自分に言い聞かせ、無理を続けていました。
この記事では、筆者が実際にうつ病で休職を決断するまでの体験と、限界のサイン、そして「甘えじゃなかった」と気づけた瞬間についてお話しします。

そもそも「休職すべきか迷う」のはなぜ?
責任感がある人ほど、自分を後回しにしてしまう
「自分が抜けたら仕事が回らない」「迷惑をかけたくない」。
こう思う人ほど、心身が限界を迎えてもギリギリまで頑張ってしまいます。
でも、倒れてしまってからでは遅いのです。他にも以下の理由を筆者は気になり休職をしたくないと考えていました。
- 責任感が強い
- 仕事復帰した時に自分のポジションがあるか不安
- 生活が成り立つのか不安(金銭問題)
- 社会復帰後の自分(社会復帰できないと考えていた)
当時は「休職」を一歳考えていなかったので傷病手当ての事を知りませんでした。(傷病手当、休職中のお金にまつわる話はこちら)貯金で生活しないといけないと考えていたため、一所懸命貯めたお金が減っていく事が怖いと思っていました。筆者は「お金」「社会復帰後」「その後の仕事」が怖く、休職は絶対したくないと考えていました。

「甘えじゃない」と言い聞かせられなかった私
何度も「これくらいで休むなんて…」と自分を責めていました。
皆んな頑張っている事で、私だけが出来ないなんておかしい。「朝起きれない」「しんどい」「辛い」「苦しい」この気持ちの根源は自分の弱さや甘えだと思っていました。会社を休む度に「申し訳なさ」と「情けなさ」で辛さが募って行きました。
会社を休むことは「甘えだ」と自分に何度も言い聞かせながら出社していました。
現在は会社を休む事は「甘え」ではなく「未来の自分の為」の休暇と考える事ができます。
私が休職を決断した“限界のサイン”とは?
1. 会社で理由も無く泣いていた
理由もなく、会社で泣いていた事がありました。自分でもなぜ泣いていたか全くわかりません。ただただ涙が止まらなくなり辛かった事を覚えています。今まで他人の前で泣いた事が全くなかったのでびっくりしました。
2. 働いている意味がわからなくなった
なんの為に働いているのか、自分の為か、生活の為か、自分の為ってそもそもなんだろう?私の仕事で誰かの役になっているのか?私は誰かに必要とされているのか?色んな事を考えついに「なぜ生きたくないのに働かなきゃいけないの」という思考になっていました。特に仕事帰りにその気持ちに襲われ、とても孤独で苦しい気持ちでした。

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3. 生きていく自信がなくなる
全てが怖い。明日を生きる自信がない。もう生きて行きたくない。楽になりたい。気づけば毎日この思考で頭がいっぱいになっていました。こんなどうしようもない人生早く終わらせたい・・。どうやってこの人生から抜け出して楽になれるのか・・そんな思考になっていました。


医師にかかったときに言われたこと
「うつ病という病気です。病気なので薬があります。しっかり飲んで、休んで治しましょう」
病院で診察を受けたとき、医師は私の症状を聞いてこう言いました。
「あなたはうつ病です。これは病気なので薬があります。薬も飲んで治して行きましょう」
その言葉に安心しました。甘えのせいじゃないんです。あなたのせいでもないんです。病気のせいなんです。


その後筆者は薬を飲み通院しながら仕事をしていました。しかしながら症状は酷くなり「生きる」気力がなくなる直前で休職に踏み切りました。医師には素直に自分が辛い事を伝えましょう!あなたの状態を見て判断してくれます。
しんどくても、生きるのが嫌でも「自分の責任だ!!」なんて言う医師はいません。安心して下さい😊あなたが健康に生活できる為にサポートしてくれます。医師から「休職」と言う言葉が出なくても自分から相談してみるのも大事です!!!
社会の制度を利用してしっかり自分を休ませてあげましょう😊
今、迷っているあなたへ伝えたいこと
「今すぐに休職を決めなければならない」わけではありません。
でも、「限界かもしれない」と思ったときは、その気持ちを無視しないでほしいのです。
回復には時間がかかるからこそ、早めの対処が必要です。
あなたの価値は、働いているかどうかでは決まりません。今まで誰よりも頑張って生きてきたのだから休息が必要なんです。未来の自分の為にしっかり休んで健康になりましょう😊
【まとめ】限界サインを見逃さないで
- 涙が止まらない
- 朝が怖い
- 理由のない不安や焦燥感が続く
こうしたサインがあるなら、それは「頑張りすぎの証拠」です。
休職は「逃げ」ではなく「回復するための戦略的な休息」です。
どうか、自分を責めないでください。


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