「もう無理かも…でも、休職するなんて言ったらどう思われるだろう」
そう思いながら、今日も会社に行こうとしているあなたへ。
本記事では、休職を上司に伝えるのが「怖い」と感じる理由と、少しでも気持ちを軽くして伝えられるように、メール・電話での相談例文をご紹介します。
筆者はかつて、メンタル不調で限界を迎えたにもかかわらず、上司に休職を言い出せず、無理をして悪化させた経験があります。言いたいけど言い出せない。言うのがなんか怖い。その気持ちがさらにすrトレスとなっていました。
あの時、もう少し早く「言っていれば」――そう思うからこそ、この記事を書きました。
なぜ「休職を伝えるのが怖い」のか?
「休職したい」と思っていても、それを上司に伝えるのが怖い――これは、とても自然な感情です。
私自身も「甘えてると思われるのでは?」「評価が下がるかも」「こんなことで迷惑をかけるなんて」と、言い出せずにいました。特に、真面目で責任感の強い人ほど、「自分さえ我慢すれば」と思いがちです。
休職を伝えるのが怖いと感じる主な理由
- 「仮病と思われそうで怖い」
- 「同僚や周囲の目が気になる」
- 「休んだら職場に戻れなくなりそう」
- 「迷惑をかけたくない」「逃げだと思われそう」
でも、これはすべて「自分を責める思考」が生み出している怖さです。
あなたは今、“逃げ”ではなく、“回復”のために行動しようとしています。それはとても勇気ある決断です。

休職を伝える前に押さえておきたい3つの準備ポイント
「怖い」と感じながら伝えるのは、本当に勇気が要ること。だからこそ、少しでも安心して伝えるために、以下のポイントを押さえておくとスムーズです。
① 診断書は“盾”になる
心療内科や精神科で「〇〇(うつ病、適応障害など)」と診断されると、診断書が発行されます。この診断書が休職には必要です。
「気の持ちよう」「甘えてる」などの偏見から自分自身の身を守る意味でも、診断書はとても大切です。あなたは「甘え」で休職するのではないです。「病気」だから「療養が必要」なのです。
② 対面でなくてもOK。メール・チャットでも伝えられる
無理に対面で話す必要はありません。むしろ、心が疲れている時はメールや電話で伝える方が、冷静に、正しく伝えられることも多いです。
実際筆者は電話で上司に「休職したい」とのことを伝えました。電話をかける勇気が出るのに半日かかりました・・😅
③ 伝えるのは“事実”+“配慮”
感情的にならず、以下の3点だけを淡々と伝えるのがポイントです:
- 現在の体調と診断内容(事実)
- 医師から「休職療養」を判断された事
- 迷惑をかけることへの配慮の一言
この3つがあれば、上司は「ちゃんと準備されてる」と感じ、スムーズに対応してくれるケースがほとんどです。
最後の「配慮の一言」これは自分の気持ちのために大事です。筆者は「休職後に戻る場所があるのか」「皆に迷惑かけるな」ばかり考えていました。この一言を言うだけで自分の中の気持ちが少し落ち着きます。

上司に休職を伝えるメール・電話例文
ここでは、「怖くて言えない」人でも使いやすいメール・電話の文例をご紹介します。
自分の状況に近いものを参考に、言葉を置き換えて使ってください。
◆ ケース①:メールで伝える場合の例文
件名:体調不良によるご相談
〇〇部長
お疲れさまです。〇〇です。
突然のご連絡となり恐縮ですが、体調不良についてご相談させていただきたく、メールをお送りいたしました。
最近、業務中に体調が優れない日が続いており、病院を受診したところ「〇〇」と診断されました。
医師からは、〇ヶ月ほど休職し、自宅で療養に専念するよう指示を受けております。
業務に支障をきたしご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、体調回復を最優先とするため、休職のご相談をさせていただきたくご連絡いたしました。
診断書については、後日改めて提出させていただきますので、休職に関する手続き等についてご教示いただけますと幸いです。
何卒よろしくお願い申し上げます。
◆ ケース②:電話 or 対面で伝える場合の例文
「お忙しいところすみません、〇〇です。
少しお時間よろしいでしょうか?
実は最近、体調が思わしくなく病院を受診したところ、“〇〇”と診断され、
医師から〇ヶ月ほど休職するよう指示を受けました。
業務にご迷惑をおかけして申し訳ありませんが、体調回復のために休職をお願いできればと思っております。
後ほど診断書も提出いたしますので、お手続き等についてご相談させていただければ幸いです。」
🔸ポイント:
- 緊張しても伝えやすいように、一文ずつ丁寧に切って話す
- 自分のせいと責めすぎない言葉選び
- 最後に「相談させていただければ幸いです」と締めると柔らかい印象に
【まとめ】逃げではなく、回復のための選択
休職を「伝える」のが怖い――その気持ちは、真面目にがんばってきたあなただからこそ、自然な感情です。
でも、本当に怖いのは「無理を続けて、もっと自分を壊してしまうこと」
あなたが「休む」ことは、逃げではなく、“回復するための行動”です。
そして回復の先に、また働く未来をつくることだってできます。
もし、今あなたが伝えるのに戸惑っているなら――
まずはメールでも、短い言葉でも、一歩踏み出すことを自分に許してください。
きっと大丈夫です。

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