仕事を辞めるべき?休職を選ぶべき?うつやメンタル不調で判断に迷うあなたへ【体験談あり】

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仕事を辞める?それとも休職する?迷っているあなたへ

「もう無理かも」「でも辞めていいの?」

そんな気持ちを抱えながら、誰にも相談できずに苦しんでいませんか?

心や体が限界を迎えていても、辞めること・休むことには大きな不安がつきまといます。筆者自身も「仕事辞めたら人生が終わる」と感じ、長い間限界の状態で働き続けていました。

この記事では、筆者の体験も交えながら「退職か、休職か」で迷っている方へ判断のヒントをお届けします。

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退職と休職の違いとは?知っておきたい制度の基本

休職は「医師の診断」が必要。誰でも取れる制度ではない

休職とは、病気やケガなどで働けない状態になったとき、一定期間会社を休める制度のこと。ですが、「なんとなく調子が悪いから」という理由では認められません。

休職とは、従業員が個人的な理由や病気などにより、雇用契約を維持したまま、一定期間会社を休む制度のことです。休職は、労働基準法で定められた制度ではなく、各企業が就業規則で独自に定めています。

傷病休職の場合は医師から「○週間の休養が必要」といった診断を受け、その診断書を会社に提出することで、休職がスタートします。(その他条件も有り)

こちらの記事も参考にして下さい→「仕事を休みたい」休職の手続き、お金を完全解説

退職は自由だが、リスクも伴う

退職は自分の意思で可能ですが、

  • 退職後の収入がなくなる
  • 傷病手当金が受け取れない
  • 社会保険・住民税など手続きが煩雑といったリスクがあります。

“仕事を辞めたい”という気持ちがあっても、体調不良が理由ならまずは医師に相談し、制度をうまく活用できるか検討する事から始めて見てください。

休職は「一時停止」、退職は「終了」

大きな違いはここです。

  • 休職:復職の前提がある
  • 退職:契約が完全に終了する

「辞めるか休むか」で迷っている人は、まず自分が今どういう状態なのか、どんな制度が使えるのかを整理することが第一歩です。

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「辞めるのも休むのも怖かった」私が“休職”を選ぶまでの葛藤

仕事を失うのが怖くて「辞める」は考えられなかった

筆者はうつ症状が出ていたにも関わらず、仕事を「辞める」「休む」という選択肢を持てませんでした。「休む=辞める」と考えていた為、何とかして働かなければと強く思っていました。

「辞めたら社会とのつながりがなくなるかもしれない」 「職歴に傷がついて、もう二度と働けないかも」

そんな不安が強く、限界を感じながらも働き続けていました。

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「でももう限界かも」体が出したサインに気づいたとき

夜眠れない。仕事中に涙が出る。生きて行くのがしんどい。

こうしたサインを無視していたある日、会社で「悪化する前に休職した方が良いよ」と言われ、初めて「休職」という選択肢を意識しました。


「辞める or 休む」で迷っているあなたへ伝えたい3つの視点

1. 判断を“体調”ではなく“制度”で整理する

「もう限界」かどうかは、自分では判断しにくいものです。

まずは病院を受診し、医師の意見をもとに「休職という制度が使える状態かどうか」を確認しましょう。

休職の制度が使える=あなたの状態は“回復のための休息が必要”ということです。休職=退職では有りません。医師との相談の元、回復するための手段として「休職」を検討してみましょう。

2. 一人で決めず、誰かと一緒に考える

迷っているときほど、視野が狭くなってしまうものです。

医師、産業医、信頼できる友人や家族、可能であれば上司に相談してみてください。

第三者の視点があることで、気づけなかった選択肢が見えることもあります。

辛い状況で追い込まれてしまうと「退職」という判断を自分でしてしまう場合があります。しかし一旦冷静になって考える事が大事です。仕事が理由の体調不良だとしたら、最終的に「退職」が良いかもしれません。しかし、すぐ決断する必要は有りません。まず、しっかり休息をとり体調を回復させててから「退職」するか判断しましょう。

3. 「逃げじゃない」と自分に言っていい

「休む=弱い」と感じる方は多いですが、それは違います。

身体が出しているサインに正しく応えることは、勇気ある選択です。

自分を守るために“立ち止まる”ことは、未来に進む準備でもあります。


まとめ:どちらの選択も「あなたのため」にある

退職も休職も、どちらかが正しいわけではありません。

あなたの体調・環境・未来にとって、何が必要なのか。

その視点で制度を知り、判断していくことが大切です。

迷ったら、「まず病院」「まず相談」それが第一歩です。

あくまで筆者の視点ですが、仕事が理由の体調不良であったとしても一旦「休職」する方が安心です。回復したら”戻る場所(仕事)が自分にはある”という安心感か必要です。

もしも不安なことなどあればポンコツポンジインスタグラムまでDM下さい。キャリアコンサルタントとしての視点からもアドバイスさせて頂きます😊

 ポンコツポンジ|うつ病サバイバーのポンコツ活動日誌 休職する-4 https://ponji-desu.com/archives/19443170.html

漫画はこちら→休職する−4 https://ponji-desu.com/archives/19443170.html


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ponjidesu

国家資格キャリアコンサルタント。
うつ病・休職・無職を経て40代で未経験からキャリアチェンジ。
これまで多くの転職相談に携わった経験をもとに、
「休むこと」「心と身体の回復」「これからの働き方」について発信しています。
同じように悩んだ誰かの小さなヒントになりますように🐙

現在は、ゆるキャラ「ポンコツポンジ」のAI相談Botも運用中。
LINEから気軽に話しかけてもらえるとうれしいです📱🍵

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